- 文豪の人間らしい魅力
- 文豪の意外な一面
- 親しみやすく軽妙な入門書
- 文豪や作品への興味を喚起
進士素丸の略歴・経歴
進士素丸(しんじ・すまる、1976年~)
舞台演出照明、映像制作、グラフィックデザイン、ライターなど、マルチに手がけるクリエイター。
『文豪どうかしてる逸話集』の目次
第一章 太宰治を取り巻くどうかしている文豪たち
太宰治 人間失格そのままの人
檀一雄 放浪と料理が大好きな“文壇の良心”
坂口安吾 汚すぎる書斎も有名な、『堕落論』の体現者
志賀直哉 動物大好きな“小説の神様”
中原中也 詩人にして酒乱
宮沢賢治 生前は評価されなかった、天才童話作家
コラム 「時に喧嘩し、時に愛した、太宰治をめぐる作家たち」
第二章 夏目漱石一門と猫好きな文豪たち
夏目漱石 メンタル弱めな日本一の文豪
芥川龍之介 かなりナンパなスーパースター
室生犀星 芥川龍之介も嫉妬した才能
正岡子規 野球殿堂入りした俳人「の・ボール」
内田百閒 漱石大好き! 漱石マニア
コラム 「夏目漱石と正岡子規、そして漱石の弟子たち」
第三章 紅露時代の几帳面で怒りっぽい文豪たち
尾崎紅葉 江戸っ子気質の親分肌
泉鏡花 潔癖で超心配性な、幻想文学の先駆者
田山花袋 私生活をさらけ出す私小説のパイオニア
国木田独歩 いくつもの顔を持つマルチクリエイター
幸田露伴 娘に厳しい、紅葉とともに明治の文壇を支えた文豪
淡島寒月 紅露時代を作った陰の立役者、はちゃめちゃ趣味人
コラム 「紅露時代を取り巻く文豪たち」
第四章 谷崎潤一郎をめぐる複雑な恋愛をした文豪たち
谷崎潤一郎 強く美しい女性に踏まれたい人
佐藤春夫 門弟3000人を抱えた大作家
永井荷風 偏奇を貫いてひたすら遊郭通い
江戸川乱歩 執筆に行き詰まっては放浪しちゃう、困った推理作家
森鴎外 陸軍軍医のトップでもあり文壇の重鎮
コラム 「文壇イチの女好き・谷崎潤一郎と、文壇イチの変わり者・永井荷風」
第五章 菊池寛を取り巻くちょっとおかしな文豪たち
菊池寛 芥川賞、直木賞を設立した文壇の大御所
直木三十五 「芸術は短く、貧乏は長し」直木賞になった作家
川端康成 目ヂカラがハンパない日本初のノーベル文学賞受賞者
横光利一 「文学の神様」と呼ばれた、文壇イチまじめな男
梶井基次郎 早世の天才は文壇イチの暴れん坊
コラム 「大衆作家・菊池寛が育てた純文学」
あとがき
参考文献
『文豪どうかしてる逸話集』の概要・内容
2019年10月25日に第一刷が発行。KADOKAWA。205ページ。ソフトカバー。127mm✕188mm。四六判。
題名に関して、文豪は「ぶんごう」、逸話集は「いつわしゅう」といった読み方。
登場人物のたちの簡単な紹介は以下の通り。
太宰治(だざい・さおむ、1909年~1948年)…青森県五所川原市の出身。東京帝国大学仏文科を中退。
檀一雄(だん・かずお、1912年~1976年)…山梨県都留市の生まれ、栃木、福岡の育ち。東京帝国大学経済学部を卒業。
坂口安吾(さかぐち・あんご、1906年~1955年)…新潟県新潟市の出身。 東洋大学印度哲学倫理学科第二科を卒業。
志賀直哉(しが・なおや、1883年~1971年)…宮城県石巻市の生まれ、東京都千代田区の育ち。東京帝国大学国文科を中退。
中原中也(なかはら・ちゅうや、1907年~1937年)…山口県山口市の出身。東京外国語学校(現在の東京外国語大学)専修科仏語部を卒業。
夏目漱石(なつめ・そうせき、1867年~1916年)…東京都新宿の出身。帝国大学英文科を卒業。
芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ、1892年~1927年)…東京都中央区の生まれ、墨田区の育ち。東京帝国大学英文科を卒業。
室生犀星(むろう・さいせい、1889年~1962年)…石川県金沢市の出身。長町高等小学校(現在の金沢市立小将町中学校)を中退。
正岡子規(まさおか・しき、1867年~1902年)…愛媛県松山市の出身。帝国大学国文科を中退。
内田百閒(うちだ・ひゃっけん、1889年~1971年)…岡山県岡山市の出身。東京帝国大学独文科を卒業。
尾崎紅葉(おざき・こうよう、1868年~1903年)…東京都港区の出身。 帝国大学国文科を中退。
泉鏡花(いずみ・きょうか、1873年~1939年)…石川県金沢市の出身。北陸英和学校を中退。
田山花袋(たやま・かたい、1872年~1930年)…群馬県館林市の出身。
国木田独歩(くにきだ・どっぽ、1871年~1908年)…千葉県銚子市の出身。東京専門学校(現在の早稲田大学)英語政治科を中退。
幸田露伴(こうだ・ろはん、1867年~1947年)…東京都台東区の生まれ、千代田区の育ち。電信修技学校を卒業。
淡島寒月(あわしま・かんげつ、1859年~1926年)…東京都中央区の出身。
谷崎潤一郎(たにざき・じゅんいちろう、1886年~1965年)…東京都中央区の出身。東京帝国大学国文科を中退。
佐藤春夫(さとう・はるお、1892年~1964年)…和歌山県新宮市の出身。慶應義塾大学部文学科を中退。
永井荷風(ながい・かふう、1879年~1959年)…東京都文京区の出身。高等商業学校附属外国語学校清語科(現在の東京外国語大学)を中退。
江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ、1894年~1965年)…三重県名張市の生まれ、愛知県名古屋市の育ち。早稲田大学大学部政治経済学科を卒業。
森鷗外(もり・おうがい、1862年~1922年)…島根県鹿足郡津和野町の出身。東京医学校本科(現在の東京大学医学部)を卒業。
菊池寛(きくち・かん、1888年~1948年)…香川県高松市の出身。京都帝国大学英文科を卒業。
直木三十五(なおき・さんじゅうご、1891年~1934年)…大阪府大阪市の出身。早稲田大学英文科を中退。
川端康成(かわばた・やすなり、1899年~1972年)…大阪府大阪市の出身。東京帝国大学国文学科を卒業。
横光利一(よこみち・りいち、1898年~1947年)…福島県会津若松市の生まれ、滋賀県大津市、三重県伊賀市の育ち。早稲田大学政治経済学部を中退。
梶井基次郎(かじい・もとじろう、1901年~1932年)…大阪府大阪市の出身。東京帝国大学文学部英文科を中退。
『文豪どうかしてる逸話集』の要約・感想
- 『文豪どうかしてる逸話集』で知る文豪の魅力
- 太宰治と個性豊かな文豪たち
- 夏目漱石と正岡子規、芥川龍之介と室生犀星
- 紅露時代の文豪と意外な一面
- 谷崎潤一郎と永井荷風たち
- 菊池寛とユニークな文豪たち
- 本書の魅力とおすすめポイント
『文豪どうかしてる逸話集』で知る文豪の魅力
『文豪どうかしてる逸話集』は、日本を代表する文豪たちの意外な一面やおもしろエピソードをユーモアたっぷりに描いた一冊である。太宰治、夏目漱石、谷崎潤一郎、正岡子規、国木田独歩などをはじめとする幅広い文豪のエピソードが詰まっている。
本書は、さまざまな読者に向けて、文豪たちの人間らしい魅力や、ある種のクズエピソードを軽快に紹介。分かりやすい語彙と口語的な表現で、硬くも親しみやすい文章が特徴である。この記事では、本書の各章を詳細に紐解き、文豪のおもしろエピソードが現代の読者に与えるインスピレーションを探る。
文豪に関連した本を初めて手に取る人にもおすすめの入門書であり、文学の裏側に隠された人間ドラマを堪能できる。
太宰治と個性豊かな文豪たち
第一章では、太宰治を中心とした文豪たちの破天荒なエピソードが展開される。太宰治は『人間失格』そのままの自堕落な人生を送り、借金や恋愛トラブルに悩まされながらも執筆を続けた。彼の破滅的な魅力は、現代の若者が抱える自己肯定感の低さや社会の圧力と共鳴する。
志賀直哉は動物愛に溢れ、“小説の神様”としての厳格なイメージとは異なる柔らかな一面を見せる。犬や鳥を溺愛し、執筆の合間に動物と過ごす時間が彼の癒しだったのかもしれない。
中原中也は酒乱で知られ、酒に酔って太宰治に絡んだり、檀一雄に投げ飛ばされたり。また宮沢賢治の詩を評価していたエピソードも興味深い。
コラム「時に喧嘩し、時に愛した、太宰治をめぐる作家たち」では、彼らの絆が浮き彫りにされる。太宰治を中心に、文豪おもしろエピソードが織りなすこの章は、読者を文学の世界に引き込む。
夏目漱石と正岡子規、芥川龍之介と室生犀星
第二章は、夏目漱石とその弟子たち、そして猫好きな文豪たちに焦点を当てる。夏目漱石はメンタルが弱めで、神経衰弱に悩まされたが、『吾輩は猫である』や『こころ』で日本文学の金字塔を築いた。
芥川龍之介はナンパな一面を持ちつつ、『羅生門』や『鼻』で文学の世界で名を挙げた。室生犀星は芥川に才能を認められていた存在で、詩や小説で独自の地位を築いた。正岡子規は俳句の革新者でありながら、意外な一面も持つ。
今では当たり前となっている「バッター=打者」「ランナー=走者」のような訳語も子規によるもの。2002年には野球殿堂入りも果たしている。(P.72「夏目漱石一門と猫好きな文豪たち」)
子規が野球の訳語を生み出した事実は、彼の多才さを示す。個人的にも、このエピソードを知り、子規が文学だけでなくスポーツ文化に貢献したことに驚いた。
その前日、芥川は犀星の自宅を訪れましたが、仕事で不在だったため、ふたりは会うことができませんでした。(P.86「夏目漱石と正岡子規、そして漱石の弟子たち」)
個人的に、芥川龍之介が室生犀星を天才と称賛していたことや、菊池寛にも自殺前に会おうとした話と繋がる点に驚いた。彼の繊細な揺れ動く心が、このエピソードに凝縮されている。
コラム「夏目漱石と正岡子規、そして漱石の弟子たち」では、夏目漱石と正岡子規の友情や、芥川龍之介と室生犀星の関係が詳しく解説され、文豪エピソードの奥深さを増す。この章は、文豪本としてだけでなく、人生の脆さと美しさを考えるきっかけを与える。
紅露時代の文豪と意外な一面
第三章では、尾崎紅葉、泉鏡花、幸田露伴といった紅露時代の文豪たちが登場する。彼らは几帳面で怒りっぽい性格が特徴だが、その裏に隠された人間らしいエピソードが魅力的だ。
尾崎紅葉は江戸っ子気質の親分肌で、若手作家を自宅に招き、文学論を戦わせたエピソードは、彼のその性格や器を物語る。幸田露伴は娘に厳しく、掃除の仕方を徹底的に指導した話は、非常にコミカルである。また国木田独歩の次のエピソードは特に印象的だ。
現在も続いている雑誌「婦人画報」の創刊者でもある。(P.106「紅露時代の几帳面で怒りっぽい文豪たち」)
国木田独歩が「婦人画報」を1905年に創刊した事実は、彼のマルチな才能を示す。個人的にも、この事実を知り、彼の先見性に驚いた。千葉生まれで広島や山口で育ち、山口中学校に入学した彼は、学制変更で退学し、東京専門学校(早稲田大学の前身)も中退した。
こうした波乱万丈な人生が、独自の文学や雑誌創刊への情熱に繋がっているのだろうか。「婦人画報」は、彼が手掛けた「◯◯画報」シリーズの生き残りであり、120年もの歴史を誇る。
田山花袋は私小説のパイオニアで、私生活を赤裸々に描いた。淡島寒月は奇抜な趣味人として知られ、骨董品や珍しい工芸品のコレクションに没頭。現代の各種の収集癖のある愛好家に通じる部分があるのかもしれない。
コラム「紅露時代を取り巻く文豪たち」では、明治の文壇の競争や文化が解説され、文豪本としての読み応えを高める。この章は文豪のエピソードと共に、時代のダイナミズムを感じる。
谷崎潤一郎と永井荷風たち
第四章は、谷崎潤一郎を中心とした恋愛にまつわる文豪エピソードが展開される。谷崎は『痴人の愛』や『陰翳礼讃』で独特の美意識を追求し、国際的な評価を受けた。
ノーベル文学賞候補に選ばれること7回、日本人で初めて米国文学芸術アカデミー名誉会員に選出され、「大谷崎」と呼ばれた。(P.128「谷崎潤一郎をめぐる複雑な恋愛をした文豪たち」)
谷崎の7回のノーベル文学賞候補選出は、彼の日本的な美と独特な嗜好が高く評価された証である。個人的にも、彼の作品に漂う特殊性と日本らしさが海外で受け入れられた理由だと感じた。
佐藤春夫は門弟3000人を抱えた大作家で、谷崎と紆余曲折のある交流を通じて文壇や世の中に影響を与えた。彼が若手作家を指導する姿は、現代のメンターシップを彷彿とさせる。
永井荷風は遊郭通いに没頭し、偏奇な生き方を貫いた。『濹東綺譚』は、遊郭の女性たちへの哀愁を綴った名作だ。
「そろばんも、字も読めないような人こそを愛した。そうした人は自分を利用しないし、特別扱いもしない」と言う荷風は、学のある人間が大嫌いで、まともな付き合いがあるのはストリッパーや夜の女ばかり。(P.159「文壇イチの女好き・谷崎潤一郎と、文壇イチの変わり者・永井荷風」)
永井荷風のこの言葉は、彼の孤独と人間関係への失望を物語る。裕福な家庭に生まれ、文学者として成功しながらも、利用されることや特別扱いを嫌った彼の生き方は、深く心に響くものがある。個人的にも、永井荷風の作品に興味が湧き、彼の内面を探求したいと思った。
江戸川乱歩は推理作家として知られるが、放浪癖も印象的だ。
早稲田大学卒業後は貿易会社に就職するも、持ち前の飽き性と人間嫌いを発動して1年もしないうちに無断で辞め、お金が尽きるまで伊豆の温泉街に引きこもる。(P.146「谷崎潤一郎をめぐる複雑な恋愛をした文豪たち」)
江戸川乱歩のこの行動は、彼の自由奔放な性格を象徴する。
父方は武士の家柄で、伊豆伊東の郷士だったとか。三重県名張市の生まれ、亀山市、愛知県名古屋市に転居。愛知県立第五中学校(現在の愛知県立瑞陵高等学校)、早稲田大学大学部政治経済学科を卒業。本筋ではないけれど、中学、大学の後輩に、領事館員・外交官の杉原千畝(すぎはら・ちうね、1900年~1986年)ってのも面白い。
その他に三味線のエピソードも思わず笑みがこぼれてしまう。
コラム「文壇イチの女好き・谷崎潤一郎と、文壇イチの変わり者・永井荷風」では、二人の対比が鮮やかに描かれ、文豪のクズエピソードの魅力が際立つ。この章は、文豪たちの恋愛や人間性を深く掘り下げ、読者を魅了する。
菊池寛とユニークな文豪たち
第五章では、菊池寛と彼を取り巻く文豪たちが登場する。菊池は芥川賞や直木賞を設立し、現代の文学賞文化の礎を築いた。彼が文藝春秋を創刊し、文学を一般に広めた功績は、現代の出版業界にも影響を与えている。
コラム「大衆作家・菊池寛が育てた純文学」では、菊池の文学界、芥川龍之介や直木三十五、川端康成、横光利一など、さまざまな文豪たちへの貢献が詳しく解説されていて、その偉大さを感じる。
本書の魅力とおすすめポイント
『文豪どうかしてる逸話集』の最大の魅力は、文豪たちの人間らしい一面を軽快に描いた点にある。挿絵に漫画が掲載されており、たとえば太宰治のコミカルな表情や中原中也の酔っ払い姿が視覚的に楽しめる。広く浅く文豪を知りたい人にとって、気軽に読める入門書として最適だ。
個人的にも、知らなかった事実が豊富で新鮮だった。軽快なトーンと漫画の親しみやすさは、大学生や社会人に広く受け入れられるだろう。文豪本としてだけでなく、人生の多様性や人間性を学ぶ一冊としてもおすすめである。
また文豪エピソードを楽しみながら、彼らの作品にも手を伸ばしたくなる一冊もである。本書で紹介された文豪の代表作などを手に取ってみるのも良いだろう。
書籍紹介
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太宰治記念館「斜陽館」
青森県五所川原市金木町にある太宰治の生家を利用し記念館。
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実際に訪問したことがある。吹き抜けがあったり、庭があったり、とても上品な雰囲気の施設。
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室生犀星記念館は、長野県北佐久間郡軽井沢町にある室生犀星の文化施設。春から秋までの期間限定で開館。入館料は無料。
公式サイト:室生犀星記念館
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公式サイト:子規記念博物館
泉鏡花記念館
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公式サイト:泉鏡花記念館
田山花袋記念文学館
群馬県館林市城町にある田山花袋を記念した文学館。
公式サイト:田山花袋記念文学館
谷崎潤一郎記念館
兵庫県芦屋市伊勢町にある谷崎潤一郎の記念館。
公式サイト:谷崎潤一郎記念館
佐藤春夫記念館
佐藤春夫記念館は、佐藤春夫の出身地の和歌山県新宮市にある文化施設。
公式サイト:佐藤春夫記念館
市川市文学ミュージアム:永井荷風
千葉県市川市鬼高にある文学博物館。永井荷風をはじめ市川市にゆかりのある文学者や作品などを紹介。
公式サイト:市川市文学ミュージアム
森鴎外記念館(観潮楼跡・東京都)
東京都文京区千駄木にある森鴎外の記念館。森鴎外が晩年を過ごした旧宅・観潮楼の跡地。
公式サイト:森鴎外記念館
森鷗外記念館(島根県)
島根県鹿足郡津和野町にある森鴎外の記念館。森鴎外の生まれ育った場所であり、森鴎外旧宅もある。
公式サイト:森鷗外記念館
菊池寛記念館
菊池寛記念館は、菊池寛の出身地である香川県高松市にある記念館。サンクリスタル高松の3階にある。1・2階は高松市中央図書館、4階は高松市歴史資料館。
公式サイト:菊池寛記念館
川端康成文学館
川端康成文学館は、川端康成が幼少期を過ごした大阪府茨木市にある文学館。著書や遺品、書簡など約400点を展示。
公式サイト:川端康成文学館
湯沢町歴史民俗資料館・雪国館:川端康成
湯沢町歴史民俗資料館・雪国館は、新潟県南魚沼郡湯沢町にある文化施設。湯沢が舞台となった川端康成の小説『雪国』と雪国である湯沢の暮らしや歴史を中心とした展示をする。
公式サイト:湯沢町歴史民俗資料館・雪国館