安部龍太郎

文学

『維新の肖像』安部龍太郎

2017年12月25日に第一刷が発行。角川文庫。415ページ。イェール大学で教鞭を執る歴史学者の朝河貫一が、父親・朝河正澄の参加した戊辰戦争について、小説を書くという二重構造の歴史時代小説。解説は小説家の澤田瞳子。
文学

『血の日本史』安部龍太郎

1993年8月25日に第一刷が発行。新潮文庫。624ページ。日本の通史を基にした連作の時代小説。527年の“筑紫国造・磐井、征神羅軍を阻み叛乱”の「大和に異議あり」から、1877年の“西南戦争起こり隆盛自刃、翌年の大久保利通暗殺”の「俺たちの維新」までの歴史的事項を、それぞれ短編に仕上げてある短編集。1990年12月に刊行した単行本を文庫化したもの。解説は、文芸評論家の縄田一男。
ビジネス

『薩摩燃ゆ』安部龍太郎

2007年10月10日に第一刷が発行。小学館文庫。473ページ。薩摩藩の家老・調所広郷、通称・調所笑左衛門を主人公とした熾烈な財政改革の時代小説。2004年7月に刊行された単行本を文庫化したもの。解説は、刀剣刀装の研究家で、調所笑左衛門の七代の孫である調所一郎。
文学

『等伯』安部龍太郎

2015年9月10日に第一刷が発行。文春文庫。上下巻。上巻が374ページ。下巻が406ページ。絵師・長谷川等伯を主人公とした時代小説。2012年9月に日本経済新聞出版社から刊行された単行本を文庫化。解説は、国文学者の島内景二。
文学

『隆慶一郎を読む』「歴史読本」編集部

2010年10月22日に第一刷が発行。『歴史読本』編集部。新人物往来社。319ページ。ソフトカバー。148mm×210mm。A5判。歴史時代小説を数多く残した作家・隆慶一郎のすべてをまとめた著作。交流のあった文芸評論家から長女の羽生真名、またさまざまな作家たちの文章も掲載されている。